シノワズリーモダン京都と傘との出会い
傘との出会いは、突然でした。さかのぼること20年前。
ある日、創業者が知人から「傘を小ロットで作ってくれる工場があるから代わりに注文してきてくれる?」と依頼された事がきっかけでした。
何もわからないまま、指定された会社に行くと、色鮮やかな傘の数々。
サイズや仕様はもちろん、一消費者でしかなかった創業者は傘の詳しいことは全くわからず、ショールームにあった傘から「ではこれをお願いします!」と好きな刺繍柄の日傘を自社分含めてお願いしたのは、たったの60本。
でも販売する場所もなければ知識もない…たまたま少し手掛け始めていた「ECサイト」で販売してみると「あれれ~」という間に完売。
知人分もこれまた引き取り販売するとこれまた完売。
創業者はビギナーラックともわからずに「傘の沼」に入ってしまったのです。
それから数々の紆余曲折を経ながら、毎年オリジナルに、そして刺繍にこだわり続けて20年。
その時訪れた、工場を所有する日本の会社とご縁をもって20年。
「門前の小僧」だった創業者は、少しだけ傘のプロに近づき、シノワズリーモダン京都はオリジナルの傘を年間数万本生産するまでになりました。
傘との出会いは突然に…まだまだ傘とのお付き合いは続きます…


日傘へのこだわり
伝統の日傘の工夫「かわず張り」
「かわず張り」とは高級な日傘に使用されてきた工夫で、傘布を特別な二重構造にすることで涼しさを実現する張り方です。
シノワズリーモダン京都では、防撥水加工をほどこした傘布と、遮光100%の高品質ウレタンコーティング生地でかわず張りを施し、逃熱効果を実現。
傘の下はまるで木陰のような涼しさです。


繊細な打ち込みが美しい独自の刺繍
シノワズリーモダン京都の特長の一つである、繊細で美しい刺繍。
傘の刺繍はワンポイントや刺繍の打ち込みが少ないすそ刺繍が一般的ですが、シノワズリーモダン京都の刺繍は、傘布の各面にわたって、存在感のある刺繍を広く施しています。
刺繍の糸の向きや色にもこだわり、立体的でボリュームのある刺繍を実現。高い技術力と最新の刺繍機によって作り出される美しい刺繍、このクオリティーはシノワズリーモダン京都ならではのこだわりです。
創業者の祖父、日本画家・吉田友一のスケッチ
創業者の祖父は京都画壇で活躍した日本画家でした。
シノワズリーモダン京都のデザインは、そのスケッチをもとに描かれています。
京都に根ざした「唯一無二の豊富なデザイン資源」をいかし、日傘の形状に映えるように再デザイン化することで、類を見ない優雅さと品格を備えた日傘が誕生しました。
